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執筆者の写真おさかべ さやか

横浜市「保育園落ちた、日本死ね」の意味が心からわかった

先週末、横浜市認可保育園の一次選考通知が配送されました。

0歳&1歳児を抱えるわたしも昨年そして今年と、この通知結果を祈るように待っていた横浜市民の一人です。

毎年この時期になると恒例行事のように、SNS上には「保育園落ちた」という悲鳴が多数上がり、胸が痛みます。

#横浜市 #保育園落ちた とTwitterで検索すると以下のようなコメントが無数に上がってきます。

「横浜市の保育園、18希望出して全部落ちましたー!

え?日本死ねってブログ作るべき?横浜市死ねって作るべき??」


「保育園落ちた。共働き加点なしだが落ちるって、コレ誰が受かってんだよ…。働いて納税するって言ってんだよ、働かせろよ横浜市!」


「何故共働きで高い税金納めて、子どもも産んで将来の働き手作って、子どものため老後のため仕事復帰しようとしてるだけなのに。

育休2年とか伸ばさなくていいから、子連れ出勤とか非現実的な方法後押ししなくていいから、保育園作って子ども預けられる環境を整えて欲しい」


「おい横浜市!ハマ弁一食二千円とかムダ金使ってないで保育士確保してよ!保育園落ちたよ。心中しろってのかよ!」



他のSNS掲示板には

「横浜市保育園落ちました。日本死ね…の意味が心からわかりました。横浜市、今年異例の二次募集の少なさ。保育士不足してんのかな。働き方考えなきゃ。」

というスレッドが立ち、そこにも多くのコメントがついています。


「保育園落ちた」の待機児童問題は、 #マタハラ 問題と密接にかかわっています。


2年の育休が終了した時点で保育園に入れなかった場合、

金銭的な理由で他の預け先がなかったり、サポートしてくれる家族がいなければ、引き続き会社に出勤できない人は数多く存在します。


一方で会社側には、

2年間育休社員のポストを空けて待っていたのに、その社員が戻ってこないことにより、部署が回らないという状況が発生します。

会社は2年以上社員を待ち続ける法的義務はありません。会社がやむなくその部署に新しい人を補充すれば、育休明けに戻ってきても、事実上戻ってきた人のポストはなくなってしまいます。


2年の育休を取得しても保育園に入れなかった場合、育休2年の翌日からは欠勤扱いとなってしまいます。

欠勤が続けば、解雇やパートへの雇用変更などを会社が行使しやすくなります。


果たしてこれはマタハラなのか? 難しいところです。


このような状況は、会社も労働者も「悪くない」側面があります。

悪いのは、保育園に入れなかったこと。つまり保育政策の停滞であり、自治体や国からのマタハラ?と見えなくもないです。



もういい加減に、毎年の恒例行事のようになっている「保育園落ちた」の悲鳴を止めたいものです。


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